esshimo Fit Fix gel nail誕生ヒストリー1 ~エシカルなネイルシールのはじまり~
溶剤フリーで爪や環境への負担が少ないこと。
指にフィットしやすく、手軽に付け外しができること。
オールジェンダーに対応し、洗練されたデザインであること…
様々なこだわりを実現するため約2年を研究・開発に費やし、エシカルなジェルネイルシール「esshimo Fit Fix gel nail」が誕生しました。
今回は、私たちエッシーモが生み出す商品の「はじまり」についてご紹介します。
ジェルネイルシールが韓国で人気に!
元々ジェルネイルシールの火付け役は、韓国。
それまで韓国で流行していた接着剤を用いるネイルチップよりも爪負担が少ないことが注目され、美容感度の高い人々にはじめてLEDライトを使用して完全に硬化する半硬化タイプのジェルネイルシールとして脚光を浴びました。
新型コロナウイルスの流行でネイルサロンに行きにくくなったことや、SNSで様々なデザインが拡散されたことが人気を後押しし、特に若いMZ世代を中心に大人気に。
年齢や生活スタイルを問わずに使いやすく、手軽にサロンクオリティのジェルネイルが楽しめるということも相まって、日本国内でも徐々に流行が普及していきました。
韓国との共同開発で製作がスタート
そうしたジェルネイルシールの人気を受け、2020年に韓国他メーカーの既製品を日本で一手に販売する案が浮上しました。
しかし紆余曲折の末方針転換をし、韓国出身の研究員2名と共同で一から日本独自の製品開発をすることに。
「作るならば、人や環境を想ったエシカルなジェルネイルシールを。」
その想いを実現するために辿り着いたのは、溶剤を使用しない、有害物質ゼロの素材づくり。
韓国の大手機械メーカーの液晶技術をネイルシールに応用し、2021年に無溶剤による半硬化タイプのジェルネイルシールづくりがスタートしました。
こだわりの“無溶剤”を実現する、パートナー探しの旅
これまで実現されなかった、無溶剤のジェルネイルシール。
それを形にするべく私たちが奔走したのは、一緒にシール素材をつくるパートナー企業を探すこと。
商品をつくるには、化学成分などの溶剤を含まないインクや接着剤など、無溶剤ジェルネイルシールの原料を開発する必要がありました。
自社で生産工場を持たないため、はじめは研究員たち自らが手作業でインクテストや商品開発を試みましたが、それらを自社内で生産し続けるには限界がありました。
そのため韓国内の数多の工場へ、自社で開発した無溶剤インクの生産テストを要請する日々。
製品の開発自体が危機に追い込まれるほど、交渉に多くの時間を費やしました。
約1年の歳月を経た頃、独自に無溶剤タイプのインクを開発し、生産テストまで完了しているという企業と出会いました。
生産環境等の条件も合い、エシカルなジェルネイルシールを生み出すべく、ともにタッグを組むことに。
基材となるシート、無溶剤インクや接着剤、そして印刷技術を提供するパートナーがそれぞれ揃ったところで、ようやくジェルネイルシールの素材づくりが開始しました。
次回のコラムでは、完成したこだわりの素材についてご紹介します。